『怪し噺』江戸時代初期の怪談集より(文庫版)
内容
亡き妻を思い沈む精霊送りの夜に出会った美女との逢瀬の果ては…。
江戸怪談の金字塔として今も名高い「牡丹灯籠」、誰もいないはずの天守に火が灯る「播州姫路城の主」、紅い帯の約束が姉妹を翻弄する「真紅の撃帯」、不埒な狸が片手と引き換えに残した妙薬「狸が教えた薬」、襖を一枚ずつ開いて黒い女が迫る恐怖の一夜「漆黒に塗られた女」ほか、江戸時代初期に出版された怪談集から選りすぐりの三十八編を現代語訳。
画家・九鬼匡規の美麗な挿絵と共に、怪しくも心惹かれる珠玉の物語を収録する。
※2017年から2024年まで制作、発行したA5版『怪し噺』全四巻(下記)をまとめ、さらに新しく六話を加筆したものです。
◆2024年10月30日初版発行
訳 大和 愛
表紙・挿絵 九鬼匡規
サンプルページ
『怪し噺』壱~肆巻(A5版)
『怪し噺』
2017年発行
『怪し噺』弐
2018年発行
『怪し噺』参
2019年発行
『怪し噺』肆
2024年発行